スマホアプリで運行状況の定期連絡を自動化。
「現在地」 から「目的地」までのルート計算で到着予定時間、遅延状況をリアルタイムに把握し、届け先の顧客満足度を向上。
各事業所での管理業務の負担を軽減し、ドライバーの安全な運行と就業管理の実現へ。
一覧画面で運行状況を把握し、詳細位置情報を地図上で確認。遅延の場合もどれくらい離れているか視覚的にわかりやすく、配達先への連絡精度が向上。
指定の時間ごとにドライバーのスマートフォンアプリから自動で位置情報が届くので、手動による状況確認の定期連絡が不要に。ルート計算による遅延の警告表示でリアルタイムな状況把握が可能になります。
スマートフォンアプリから自動で位置情報が取得されるため、届け先到着まで連絡の手間がなく、運転に集中が可能に。休憩や荷下ろしの完了はアプリにて簡単登録。
遅延の場合も事前に把握できるため、時間調整がしやすく安心。
東洋メビウス株式会社は、「輸送、保管、荷役を通じてお客様の課題に最適なソリューションを提供する」を企業理念とする、東洋製罐グループの総合物流会社です。1954年の創業以来、「安全・確実・迅速」なトータル物流サービスを提供し、常にお客様のニーズに応え続けています。 同社がMAPSAS/運行管理の導入に至った経緯と効果について、システムの選定から導入に至るまで総合的な指揮を執られた土居様とプロジェクトメンバーにお話を伺いました。
会社名 | 東洋メビウス株式会社 |
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本社所在地 | 東京都品川区西五反田8-3-6 TK五反田ビル |
従業員数 | 644名(2019年3月末現在) |
業種 | 総合物流業 |
URL | https://www.toyo-mebius.com/![]() |
配送状況把握のために、ドライバーに電話連絡で現在地を確認しており、管理側・ドライバー双方に負荷が高かった。
――システム導入の背景についてお聞かせください。
物流業界では当然のこととして、「指定された時間にはお届けしなければならない責務」があります。運転手からの定期報告を徹底し、日々の品質向上に努めていますが、基本的には電話での報告となっていました。
東洋メビウスでは、協力会社が400社、運行している車両は1,700台以上もある状況で、土日や深夜の対応も含めると、本業務には80名以上が関わっていました。人件費もかさむうえ、人的な運行管理だけではスムーズな対応や漏れなどが発生する恐れがあります。
昨今、AIや自動運転など、物流に関する技術も進んでいる中で、業務に特化したシステム導入の必要性を感じていました。
――選定の過程について教えてください。
数社ほどコンペを行いましたが、以下ポイントを重視して選定を行いました。
――どのような点が決め手となりましたか?
SOLTYの地図ソシューションが視覚的に分かりやすく、スマホアプリによる運行状況の自動報告により運転手の電話連絡が削減され、運転手の負担軽減となる点が魅力でした。
また、本件とは直接関係無いですが、経理システムの導入実績により、当社の業務理解がスムーズに行えるであろうと判断しました。
最終的には、価格面でもマッチしたため、MAPSASに決定しました。
――本システムに「L-DePS」という名称を付けて推進された意図と狙いについて教えてください。
L-DePSは、Logistics Delay Prevention System(物流遅延予防システム)の略です。
運行管理の実務を行っている各地の担当者も参加させ、多くの関係者が関わっていく中、プロジェクトとしての目的を明確にすべきと判断して命名しました。
――導入プロジェクト中の弊社サービスはいかがでしたか?
重要なのは実際にシステムを利用する各地の担当者の意見でした。SOLTYさんにはプロジェクトの打ち合わせに加え、各拠点での現地調査も実施し、生の声を吸い上げてもらえ、柔軟に対応していただけたと思います。
こちらからの多くの要望に対しても適切に整理しながら進めてもらえ、予算内で納める工夫なども御提案いただけました。
――L-DePSの導入効果はいかがでしょうか。
スマホアプリからの自動報告にしたことで、特に朝など、業務が集中する時間帯にかかってきていた電話連絡が劇的に減りました。それに伴う本業務の工数削減も実現できています。
ただ、何より大きいのは「安心感がある」という面です。例えば遅延の恐れがある運行を検知した場合、L-DePSより運行管理者へメール通知による発報が自動で行われ、危険な運行への「気づき」がよりリアルタイムに行えるようになりました。
画面から運行状況がリアルタイムに確認できます
地図で分かりやすく運行状況を表示できます
――ありがとうございました。最後に、今後の展望についてお聞かせください。
L-DePSと運行で必要な他の業務(点呼やアルコールチェックなど)を連携することで、付加価値を高めていきたいと考えています。また、L-DePS内に蓄積した運行データ(運行実績)を用いて、運行のプランニング等に活用する等、データ利用も行っていけるのではと考えています。
長距離運行や運行中の休憩に対しての法規制や、働き方改革など、運送業界を取り巻く課題は多いため、積極的な業務改善を実施していく必要があると感じています。
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